天眞堂氣功鍼灸院 の日記
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腰痛が治らないのは…
2018.07.05
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40歳の女性。数週間前に腰をひねって痛めてから、なかなか治らないとのことです。ずっと湿布を貼っているんですが…とおっしゃいます。確かに整形外科へ行けば、当たり前のように湿布が出され、それを貼るのは当然と思っている人は少なくないでしょう。しかし、本来、痛みは治るための反応で、それを抑えてしまっては治るものも治らなくなってしまうのも、また当然です。損傷したところの安静を保ち、血流を増やして修復するというのが炎症で、安静を取らせようと痛みを起こしているのです。その炎症を抑えるということは、すなわち治癒力を抑えるのと同じです。鍼灸の治療は、その治癒過程を抑えるのでなく、速やかに経過させ回復させます。回復速度には個人差があって、それは言い換えれば、その人の治癒力そのものの度合いのさによるということです。本来治るための炎症反応ですが、治癒力が低下している人では、なかなか治癒プロセスが経過しないで痛みが続いてしまいます。慢性痛には鍼灸はお勧めです。いくら治癒反応と言っても痛いのは嫌ですよね!?