天眞堂氣功鍼灸院 | 日記 | 春の土用

４月１７日から５月４日は春の土用という季節です。土用というと、「土用のうし」でご存じと思います。でも、それは７月の終わりごろ、暑い夏にうなぎを食べる日として知られているかと思います。じつは、それは夏の土用です。つまり、土用は各季節にあるのです。
　それじゃ、土用はどういう季節かというと、変化をつかさどっています。春の土用は春から夏への変化、夏の土用は夏から秋への変化…というようにです。
　この変化というのは人間の体では胃腸を中心とした消化器になります。食べた物を消化し栄養として吸収するという大きな変化をつかさどっているのです。
　ですので、消化器（胃腸）が丈夫な人は変化を好み、また変化に対応できます。一方、消化器（胃腸）の弱い人は変化を嫌いますし、変化に対応できません。
　それで、この土用の期間は、消化器（胃腸）の弱い人は転職、引っ越し、海外旅行、手術などの大きな変化は避けた方がよいですね。大きな変化に対応できずに運気を損なうからです。もちろん、一刻を争うような手術は別ですが、時期を選べるようでしたら、５月５日以降がよいですね。歯科で親不知（おやしらず）を抜くのであっても。