天眞堂氣功鍼灸院 の日記
-
不妊対策
2014.07.24
-
不妊治療で来られている患者さんですが、これまで何度も人工授精を行ってきましたが、一度も着床(受精卵が子宮壁に着いて妊娠が成立すること)に至っていません。私のところに来られてからも人口授精に2度失敗しています。
そこで、この方の五行の気のバランスを見てみようと、生年月日時から四柱推命による命式を出してみました。すると、とにかく五行の水の割合が高いのです。
水は流れる性質をもっていますから、受精卵が流れてしまって妊娠できないのです。それに対して土の気が非常に弱いために水の流れをせき止められないという状況です。
東洋医学からみると水=腎、土=脾胃です。
そこで、脾の経絡と胃の経絡のツボにお灸を続けてもらうことにしました。
また鍼(はり)の治療は脾虚証です。徹底的に土の気を強める治療により、今回初めて人工授精により妊娠が成立しました。
もちろん、これからが大事な時期ですが、とりあえず第一関門を突破しました。