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天眞堂氣功鍼灸院 の日記

脈の話

2014.08.16

 「漢方を専門にしている病院で診てもらったら、〈あなたの脈は弱い。〉と言われました」という患者さんがいらっしゃいました。もちろん、これは、その病院に限った話ではなく、以前に通っていた鍼灸院で、〈脈が弱い。〉と言われたことがありますとおっしゃる方も時々いらっしゃいます。
 東洋医学的に治療する場合、脈を診察して診断することが多いのですが、患者さんへの説明として、そのまま〈脈が弱い。〉という表現をされているわけです。
 東洋医学の教科書的には、そういう表現は“有り”なのですが、実際的には“?!”ですよ!
 ようするに、「脈は強い方がよいのに、あなたの脈はそれに反して弱い。」と言っているわけです。脈が強い方が元気で、脈が弱いのが病気というように理解している人が多いのです。
 結論から言えば、脈が強いというのも問題です。お酒を飲んだ後の脈を診ていただけば、脈は強く打っていますが、これが元気というのとは違うことは理解できると思います。また100mを全力で走った後の脈も強く打っていますが、どうでしょうか?一人ひとり顔が違うように脈の打ち方も個人によって違います。それを考慮したうえで、さらに季節によっても脈は違います。そういう諸々の条件を踏まえて脈の状態から病理的な要素を感じ取るのが脈診ですから、〈脈が弱い。〉ということだけに捉われないで身体全体の感覚から判断した方がよいのではないかと私は思います。
 ですから、患者さんは、あまり気にしないでいいんじゃないでしょうか。

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