天眞堂氣功鍼灸院 の日記
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認知症②
2014.09.12
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認知症で鍼灸治療を受けるという人は今のところはまれです。しかし、今後は認知症についても研究しておかないと、ニーズは高まってくるように思います。まだまだ鍼灸が、そういったものにも効果的だということが理解されていないのです。
介護認定を受けるためには医師の診断が必要で、病院を受診すれば、薬が処方されます。この薬が効果がないだけならよいのですが、中には認知症を悪化させてしまうケースも少なくありません。
例えばレビー小体型認知症では、薬剤過敏という状態があり、薬の量が少しでも多いと、一騎に寝たきりに進行してしまうケースもあるようです。なかなかレビーとは診断されず、アルツハイマーと誤診されてしまい、アリセプトという認知症治療薬が処方されます。その服用量が多いために悪化しているかもしれません。そのあたりのところを見極めないと、いくら鍼灸治療を行っても、「効果なし」ということになってしまいます。
私のような鍼灸師が薬の処方をとやかく言えません。あくまで、ご家族の方が様子を見られていて、「おかしい?」って思われたら主治医に相談されてください。