天眞堂氣功鍼灸院 の日記
-
氣・血・水②
2014.09.22
-
気・血・水についての2回目で、今日は血についてです。
東洋医学で血とは、いわゆる血液のことですが、その状況は血色として判断します。
血色がよければ血は充実していることになりますが、顔色、唇の色、舌の色、爪の色、あるいは月経の血の色など、これらの色が薄くて赤みがなければ血の不足(血虚証)と判断します。
その時は頭痛、めまい、目のかすみ、目の疲れ、筋肉の引く釣り、動悸、不眠、夢を多く見る、月経痛、月経血が少ないなどの症状が現れます。
東洋医学では血を作るのは脾臓や小腸ととらえていますので、消化器の働きをサポートするように治療します。
昔から言われているように食べた物が血となり、肉となるわけです。
実は、これ、医学博士の千島喜久男氏によって確認され、千島学説と呼ばれています。
血液細胞は骨髄で作られているんじゃなく小腸粘膜だということを確認しているのです。でも医学界は未だ認めていません。
この千島学説はマクロビオティックや断食療法の根拠にもなっています。
食を正せば血がきれいになり、血がきれいになれば健康を回復できるということですね。