天眞堂氣功鍼灸院 の日記
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病気のとらえ方①
2014.10.25
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現代医学と東洋医学では、病気に対する考え方は全く違います。
しかしながら、体の外側、例えば皮膚や筋肉やしんけいなどに現れた症状(湿疹や筋緊張や神経痛など)の原因が、身体の内側にあるのではないかと考える点は共通しています。
現代医学では身体の外側の症状と身体内部との因果関係を完全には説明しきれず、しばしば対症療法になってしまいます。
一方、東洋医学では、とにもかくにも五臓(肝・心・脾・肺・腎)を中心に病気を考えるので、これを根本治療としています。
ところが、それでは問題は解決しません。病気が良くなったように見えても再発したり、なかなか改善しなかったり…ということもあります。
実は原因は身体の内側ではなく、身体の周囲の空間にあるのです。
体表から20糎までの人体を取り巻く空間にこそ、病気の原因が存在しています。
「えっ、そんなの信じられない!」という声が聞こえ総です。
でも、片足を事故で切断したという人が、失った足の先が痛むということがあります。これは幻肢痛と言って、よく知られた事実です。
これなんかは、まさに肉体ではなく、その肉体が存在していたはずの部位を取り巻いている空間からの影響だと言えます。不思議なことってあるんですね!